1947-11-13 第1回国会 衆議院 厚生委員会 第30号
先般讀賣新聞に——今月の二日でありますか、取扱われておるのを見ましても、厚生省で試みにヴイタミンB劑、注射藥を數十種集めまして衞生試驗所で檢査をしてみますと、その含有量は表記されておるものが全然はいつてないものがある。そして一番多いものであつて、三共であるとか何とかの日本の一流の有名な會社でありましても、三六%しかはいつてないというような實情であるそうであります。
先般讀賣新聞に——今月の二日でありますか、取扱われておるのを見ましても、厚生省で試みにヴイタミンB劑、注射藥を數十種集めまして衞生試驗所で檢査をしてみますと、その含有量は表記されておるものが全然はいつてないものがある。そして一番多いものであつて、三共であるとか何とかの日本の一流の有名な會社でありましても、三六%しかはいつてないというような實情であるそうであります。
大體においてこの報告は事實であると考えられるのでありますが、單に注射液ヴイタミンB劑だけでなくて、他の注射薬あるいはその他の醫薬品についても、同様の不正、不良品が想像せられるのであります。殊に無害無効ならばまだ別ですが、副作用として非常な悪寒がくるとか、あるいは死亡するとかというような薬品もないことはないと私は考えるものであります。この點について私は次の項目の質問をいたしたいと存じます。